
世の中、運がいい時と悪い時の差があり過ぎるって思ったことはありませんか?
僕が体験したのは、周期的に訪れるモテ期。モテる時は同時にモテるもんだから嬉しい悲鳴が聞こえてくるんだけど、振られる時も時期が重なるんですよねぇ。特に悪いことは重なるのが現実。
なんとか幸運と悪運を平均化してもらえませんか?なんて思ってしまう今日この頃。
悲しみを乗り越えるためには、どうしても誰かの助けがいるものです。
目次
親友に初めての彼女を寝取られたことが彼のトラウマ
私は49歳の男で、広告デザインを生業としています。
恋愛で一番辛かった思い出は、親友と彼女を両方を一瞬で無くした事です。
こんな事は、テレビの中だけのお話しかと思っていましたよ。
その親友とは高校時代に出会い、家庭環境や価値観、音楽の趣味などがびっくりするぐらい一緒の友人。その友人がいる事で、思春期時代の家族環境での悩みも乗り越える事が出来たと言っても過言ではありません。しかし、社会人になってからでしょうか。高校時代は、比較的、硬派だった友人でしたが、なぜか社会人になって、モテ始め、会うと毎回違う彼女が横に居たりしていました。
何となく、あまり派手にしているなよ的な注意はしてはいましたが、そんな事気にする事もなく、何か高校を卒業して羽根が生えて自由に生きている感じでしたね。
そんな友人が、私が彼女をいない事を聞きつけて、合コンをセッティングしてくれました。
あまり乗り気ではなかった私でしたが、友人がせっかく私の為にと思い参加をして、2対2の合コンが始まり、見事私はその合コンで彼女とお付き合いをする事になりました。しかし、半年後彼女の誕生日の時に、渡そうとしたプレゼントを拒否され好きな人が出来たからと別れ話を切り出されました。
そうです。その好きな人が私の親友だったのです。実は私のいない所で2人頻繁に会っていた様でした。私はその日以降、別れた彼女は勿論、大切な友人とも連絡を取る事を辞めました。
自分が大切にしてきたものが一瞬で崩れ去る痛みを経験
大切なものっていうのは、一つ一つ、消えていくのではなくて一瞬で消えていく体験した時、私の脳が今目の前に起きている現実の出来事に追いついていないのを感じました。何か他人事の様な感覚でしたよね。
勿論、最愛の彼女との別れは辛かったです。しかし、付き合ってまだ半年です。若かった私は恋愛経験も豊富ではなかったので、これからいよいよ愛を深めていくぐらいの時期でした。別れはあるのは、どこかで覚悟はしていましたが、まさか別れる理由が私の親友と関係していたなんて夢にも思ってません。
彼女との別れのダメージの上に、親友を失ったダメージが乗っかってきて、自分が自分を支えきれない感覚に襲われました。
別れて1週間経った時、少し冷静な私がいましたが、逆にリアルな寂しさや痛みが襲いかかって来ました。そして、人は環境で変わるものだなと言う事を嫌と言うほど知りました。
男性は女性に、女性は男性によって、良くも悪くも変わってしまうんだなと。数年経って、新しい彼女が出来ても、親友の事がフッと脳裏を過る瞬間があります。親友と私の元カノは、今もうまく行っているのかとふと考えている自分がいました。
憎みも恨みも今となってはしませんが、きっと私は忘れ得ぬ体験をしたんでしょうね。
高校時代からの親友たちが激励会を開いてくれ心機一転
私には、当時、その親友も含めた男女の高校時代からの仲間がいました。
社会人になってからは、よくその仲間で飲み会を開いていました。その中の同い年の姉御肌の女性から、私が彼女と別れてその別れた理由に、私の親友が絡んでいるのを聞きつけ、その週に2人で飲みました。
とにかく、私は思いのたけをその女性の友人に全て愚痴を吐き出しました。いつもは、その女性はガンガンしゃべるタイプなのですが、その時だけは、うんうんと聞き手に回ってくれて、慰めてくれて何か心が軽くなったのを覚えたと同時に、ありがたい仲間だなとつくづく思いました。
勿論その後、家に帰れば一人になるので、そんな時はネガティブな思い出が蘇ってきますが、その次の週に親友を除いた仲間での飲み会をセッティングしてくれて、私はその飲み会が、私の激励会だったのだろうと直感し、その心意気が嬉しく思いました。
そんな仲間がいた事で、私の心は癒されていきました。それからは、何事も経験なんだと言う事が、よく分かったのもこの時期でしたね。
言葉では分かっていましたが、心の底からそう感じたのはきっとこの頃でした。仲間の暖かさへの感謝だったり、人が環境によって変わってしまう怖さだったり、彼女と別れる形は、様々であると言う事も分かりました。
でも、彼女がいる期間が、こんなにも人生が明るくなって、いなくなるとこんなにも暗くなると言う事を両方、確認出来た事で前へ進めたんだと思います。
辛い経験をしたから新しい恋は急がず愛を育もうと冷静
その数年後に新しい彼女が出来ました。社内恋愛だったのですが、その彼女は、私が初めてお付き合いした人だと言う事でした。
なので、逆に私は本当に焦らずに一歩一歩、大切に育もうと考えました。以前の私なら、若気の至りでもあるのですが、恋愛を急いでしまいがちな所がありました。親友に寝取られた時の彼女も、もし親友に取られなかったとしても、別れていたのかも知れないと思う様になっていました。
勿論、親友は許せない感情は当時ありましたが、親友に取られてしまう隙や私の愛情に問題がなかったかと言えば、きっと何かしらの原因があったんでしょうね。私はその教訓を、次にお付き合いをする彼女に生かそうと考えてきました。
でなければ、あの時のあの経験は、私にとって、ただのバットな思い出になってしまうからです。あの時の経験があって、今の彼女とうまくお付き合いが出来ていると思いたかったのです。新しい彼女といると、常に新鮮でピュアな気持ちになれて、そんな感情が自分にあるのだと言う事に驚き、そういう感情を引き出してくれる彼女だと言う事が嬉しかったですね。
きっと私の恋愛観が変わったから、そういう事に気づく事が出来たのんでしょう。私は前の恋愛を引きずる傾向があるのですが、そんな彼女と会う度び、新しい自分を発見する事が出来、過去の嫌な恋愛経験がどんどん薄くなって行くのを感じる様になって行きました。
挑戦の失敗は、新しい挑戦へのスタート。恋愛も人生も一緒ですよ!
親友に彼女を寝取られた彼の傷を癒した仲間達の友情
最後に要点をまとめておきますので参考にしてください。
- 高校時代からの大親友に初めての恋人を寝取られた
- 大切にしてきた親友と彼女を一度に失う痛みを味わう
- 他の友人たちが失恋パーティを開いてくれ我に返った
- 社内恋愛で彼女ができた
- 彼女とは急がず愛を育もうと冷静になれた