勢いで起業して失敗!43歳デザイナーが人生で一番辛かったこと

起業は念願の夢というサラリーマン諸君は多いのではないでしょうか?

僕もかつて、何らかのスキルや資格を取得して起業したいと考えていた一人。でも、雇われから人から起業して何もかも自己責任でやっていく勇気がなく、ずっといつか、そのうちに、50代までには、なんて甘い夢をみていたものです。

起業する人が失敗する共通点は10項目ほどに分類されるそうですが、一番のネックは資金の問題だと僕は考えています。

潤沢な資金さえあれば、どんなに失敗してもリセットできるんですから。

40代デザイナーが起業して辛かった原因は資金の枯渇

私が人生で一番辛かったのは、現金が回らなくなったこと。

43歳、それまでは主婦として子供を育てる傍、ハンドメイドの商品をインターネットで販売することを10年やってきましたが5年前アパレルデザイナーとして起業しました。ハンドメイド商品だけでなく、雑貨も販売するようになり、順調に商売として成り立っていきました。

このまま行けば月収100万円も夢じゃないと思い、起業しても上手くいくはずと計画を練りましたが、やはり商売とは難しいものですね?

最初は個人事業主として起業し起動に乗っていきました。そのうちに、売り上げが上がってきたので勢いで法人化。

もちろん経費がかかることでしたが、今後の売り上げへの経費として決断しました。今となってはその決断が間違いであったように思います。売り上げがなくなると目の前の現金を追うようになり、本当に自分がやりたいことをどんどん見失って行ってしまいます。

独立で失敗したと認めたくないプライドもあり…色々な方に相談もしましたが、怪しいコンサルタントに引っかかったような状態にもなりました。

結局、経費という名の浪費を積み重ねて益々首が回らなくなる悪循環。焦りばかりが先に立って、立ち止まることができなくなります。

当初考えていた業務を超えて、お金になりそうなことはすべてやってみましたが、結局上手くいかず、借り入れだけを残して今は別の仕事に従事しています。

起業して事業を始めると自分のマインドが商売に直結

とにかく生まれて初めて、お金がない経験をしました。

銀行からの借り入れも経験しましたし(まだ返済中)、私のせいで家族全員に苦労をかけてしまう申し訳ない気持ちでいっぱいでしたね。そういう状況下で、私はどんどん自己嫌悪に陥っていきました。元来は前向きな性格だと思うのですが、自分のダメなところばかりが目につくようになり、今振り返ると半ば鬱のような状態でした。

起業して事業を始めると、自分のマインドがすべて売り上げに直結していきます。それを実感しました。

そのため精神論を語る本を読み漁ったり、インターネットのブログやYouTubeで精神論を語る人にハマってしまいました。コーチングや経営コンサルタント分野のご商売をされている方は、本当にたくさんいらっしゃいますよね。

お金の回りが良くないのは過去のカルマのせいだとか、心の中にお金のブロックがある情報があふれていて、真面目に仕事をしてお金をいただく努力よりも自分の精神を正すことの方が、最優先になってしまっていました。

今考えると本当にばかばかしいのですが、お金がないと人はそんな境地に至ってしまうものなのだと学びました。

プライドがあるため、苦しいから仕事が欲しいと誰かに相談することもできずに、同時に自分が何をしたいのか、何をするべきなのかも見失っていく日々でした。

完全に自分を見失っていたと思いますし、稼いでいないのに家族にも迷惑をかけている、罪悪感でいっぱいの数年間でした。

偶然にも介護施設からコンサルとして雇われ救われる

そんな私でしたが、あるご縁から今の職場の仕事をご紹介いただけることになりました。

その当時のダメダメな私にはおこがましい程良いお仕事の話。今でもそこにお世話になっていますが、まったくアパレルのジャンルではないサービス業です。

当然しばらく迷いました。

独立して失敗したことを認めたくないプライドが一番邪魔になりました。

銀行借り入れもある中で、投げ出して良いのか?という責任感に似た気持ちもありました。

ですが、それは継続することを良しとする日本人特有の感覚で、実際は現実を把握して辞めるべき事は潔く辞めるのが大切だと学びました。

その決断こそが、私を救ってくれた要因だと考えています。そしてそこで、商売の本質とはなにか、自分がやるべきこと、社会の役に立てる事を体で感じ取る事ができたんじゃないかな。

1円でも利益をあげるため努力する事を学びましたし、たくさんの仲間の中で仕事をする喜びを、感じる事ができています。また、独立時代の失敗が、今の職場に本当に生かされています。

失敗は成功の素、と言いますがまさにそれを体感できています。

自分の事業をしていた時は、基本的には事務所の中でひとりでの作業も多かったですね。そのため、怠ける事も追い詰められる事もありましたが、同僚がいる状況では互いにある意味では監視しあい、助け合いながら仕事をしていく事になります。仲間がいるのは本当に助かりますし、

私が発揮できる環境はむしろこちらの方であると今では思っています。

精神論ばかりに走ってしまい、現実から逃げていたのを感じました。その決断をするまでに友人たちが親身に相談に乗ってくれました。ダメダメだった私を見捨てずに、見守ってくれた家族や友人がたくさんいた事が、一生の宝です。

過去の失敗のお陰で今の自分があることが大切なこと

前述したように、新しい職場で活躍の場をいただくことによって、今まさに克服できたと言えます。

まだまだ過去の失敗を覆す程の成功を収めたとは言えない状況ですが、去年より今年、今年より来年と成長していく自分を見ています。

ひとりで悩み、苦しみ、悶々としていたあの頃に比べると、周りにたくさんの人がいて、問題を一緒に考えられる状況、(会社のものとはいえ)資金がありそれを有効に使える手立てを考えられる状況は、本当に幸せです。

過去の失敗のおかげで、お金の大切さは十分に学んでいますので、現在の職場での経営にもそれが十二分に生かされていると自負しています。どうしたら間違うのか、失敗するのかことが分かるので、会社の中長期計画や契約関係、銀行とのやりとりなど将来を見据えて、ジャッジできるようになっています。

さらに、あの長いトンネルに入っていたような辛い時期があったお陰で、たくさんの人の気持ちが分かるようになりました。

身動きが取れなくなった人はどうしたら良いのか?ということも分かるようになったので、管理をまかされている今の状況でも人を動かす事ができていると自負しています。

人は多かれ少なかれ、誰もが自分を見失うほど、いっぱいいっぱいになってしまう時があるものです。その気持ちが良く分かるようになりました。状況は違っても、あの頃の私と似た境遇に誰もがなるものです。

そしてお金も大切ですが、ある程度自己実現していく事が、人生でも大切な事だとも学びました。

まだまだ借り入れの返済は残っていますが、目の前のお金だけを追わずに、自分の価値を高めていく努力こそが将来的に大きな価値を産むことも実感しています。それを後輩たちにも伝えていくことで、私の失敗の意義があるのではないでしょうか。

43歳デザイナーが人生で一番辛かった起業まとめ

では最後に要点をまとめておきますので、参考にしてください。

  • 子育ての合間に、ハンドメイドの商品をインターネットで販売していた
  • 売れ行きが好調だったため、起業し勢いで法人化した
  • 起業して事業を始めると、自分のマインドがすべて売り上げに直結
  • 売上が低迷すると、怪しいコンサルに捕まり余計に出費がかさんだ(ヒヨコ狩り)
  • 現在は、介護施設のコンサルタントとして活躍中

現在の僕はと言うと、ビジネスの師匠にみっちり鍛えられたお陰で、潤沢な資金を手に入れることに成功しました。もちろん、まだまだ修行中の身、これからもしっかり勉強していきますので、応援よろしくお願いします。

皆さんも起業する際は、くれぐれも彼女のように怪しいコンサルタントに捕まらないように、気を付けてくださいね。

身ぐるみ剥がれますよ。

万が一の場合に備えて別の収入源を確保しておきませんか?

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